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2021/03/10 17:22:02

基本情報技術者の資格取得について

こんにちは。第3ICTソリューション本部のS.Tです。
今回は私が取得した基本情報技術者(FE)についてのお話をしたいと思います。

■資格取得の経緯
私は今までいくつか資格を取った事はありますが、意外と動機ははっきりしたものがなく、
何となく役に立ちそうと思ったり、興味の延長で一応取得してみたりというのが多かったです。ただ、このFEの資格に関しては取得の経緯をはっきり覚えています。
それは社長から参考書を頂いたのがきっかけだったからです。正直、頂いた時は今さら感がありましたが、いい機会だったので勉強しなおして受験する事にしました。

試験の内容はコンピューターの基礎からネットワーク、セキュリティ、マネジメント等広く浅く出題されるといった印象でした。昔とった初級アドミニストレーター(現ITパスポート)とほぼ同じだったように思います。とは言え、新しい情報も追加されている為、用語などを中心に覚えることは少なく無かったです。英語が苦手なのでアルファベットの略語が多くて若干苦戦しましたが、しっかりと勉強して無事合格することが出来ました。



■資格取得後のメリット
私は長年運用の業務に携わってきました。運用といってもオペレーター的なことから事務作業的な事まで色々とあり、担当する業務も結構頻繁に変わります。何かに特化した知識というよりかは幅広い知識が必要となってきます。
そういった意味ではFEの資格の勉強は意味のあるものとなりました。ただし、それは勉強したこと自体がプラスに働いているだけで資格の合否とは別の話になると思います。

FEの試験に合格して一番メリットを感じたのは自分のスキルを素早く理解してもらえる事でした。資格試験を受けた当時は出向先が変わった直後だった事もあり、いまいち自分の能力を発揮出来ていないと感じている時期でした。
それもそのはずで運用はミスが出ないように考えるのが当然で能力も分からない人にいきなり重い仕事を任せる事はあまりよろしくありません。
お客様にも周りのメンバーにも信頼されるまで多少時間がかかるものだと思っています。今までの経歴を口で説明したところでなかなかうまく伝わるものでもありません。
そんな中、FEの試験に合格したので何かのタイミングで話をしたところ、「それだったら、このくらいは・・・」といった形で新しい仕事のチャンスをいただきました。
ある程度難しい仕事をこなすことで更に他の仕事も任せていただけるようになり、それ以降は順調に自分に合った仕事ができ、自分に意見を求められることも多くなったと感じました。

FEはIT業界の中でもかなりメジャーな部類に入る資格だと思います。
周りにFEを受験した事がある人も何人かいたので非常に早く自分のスキルを理解してもらえたと思いますし、私も他のメンバーのスキルの水準をある程度把握することが出来ました。
自分の場合はタイミングの良さもありましたが、自分のスキルが伝わった早さこそが一番のメリットでした。

■資格取得について
資格について就職や転職の際に履歴書に載せる以外はあまり意味がないのではないかと考える方もいらっしゃると思います。就職した後はスキルさえあれば資格がなくても仕事には困らないだろうと・・・。
一理あるとは思いますが、本人が困らなくても周りは意外と困っていたりします。

私は運用に携わっているので強く感じますが、問題を発生させないような運用をする上で個々のスキルを把握するのは非常に重要だと感じます。特に人の入れ替わりが発生した場合に新任メンバーの適性を見抜いて仕事をお願いすることはとても重要な事だと思っています。最初の仕事でつまずいてしまったり、ミスが出てしまうと本人も辛いだろうし周りも心配になってフォローに要する時間が増えてしまうからです。そういった事を防ぐ為にも自分の得意なものをアピールする事は大事だと思います。
そこで一番役に立つのは資格だと思います。学歴などで判断する人もいるのかもしれませんが、入ってきたばかりの新人にいきなり学歴を聞くのも悪い気がしますし、経験上あまり当てにならない事も多い気がします。

今回お話ししたFEについては私が持っている資格の中で唯一自主的に取った資格ではありませんが、それでも取得してとてもいいアピールが出来たと思います。
履歴書を書く予定がない方も自分の力を証明する為に資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか?
特に自己アピールが苦手だったりする方にはお勧めします。


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