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日本印度化計画~ふぼれん会長の挑戦~
奇しくも弊社設立と同い年・誕生日も数日違いの第1ICTソリューション本部のD.Kと申します。
私の子どもが保育園に通っておりまして、父母会の係の仕事で某市保育園の父母会連絡会(ふぼれん)の会長を担当しております。業務とは全く関係ありませんが、業務に通じるかな・・・という部分もありますので、今回はそのオハナシをさせていただこうかと思います。
■某市ふぼれん概要
市内の公立保育園3園、認証保育園1園の計4園が加盟している父母会の連絡組織です。各園からふぼれん係を選出していただいて活動しています。なお、市内には公立9園、私立園38園、認証10園、認定こども園4園があるので、加盟園はほんの一部です。
主な活動内容としては、
①市保育課への要望活動
②某市の保育園についてトピックの情報共有
などです。(以前は勉強会なども実施していました。)
■某市の保育園をめぐる状況
▶公立園の民間移行
公立園の運営費用はすべて市の財源で賄う必要がありますが、私立園の運営については国・都からの補助金があるため市の財政負担が少なく済みます。そのため、公立園を減らしてその分私立園を誘致する施策が進行中です。(ふぼれん加盟園も2園がその対象となっています。)
▶園舎の老朽化
公立園の多くは昭和40年代に建設されたため老朽化していますが、建替えは厳しい市の財政状況の中で進められない状況です。
▶待機児童数が多く、都内ワーストランキング上位
市内に大規模マンションが次々に建設される地域があり、保育園需要がかなり高まっています。一方、畑の残る自然豊かな地域では幼児数の減少によって定員割れの園もあり地域間での差があります。
■ふぼれんをめぐる状況
▶加盟園の少なさ
何か要望した場合に、市保育課の方は『受益者すべての意見かどうか』をとても気にします。というのも、厳しい財政状況の中、優先順位をつけて対応する必要があり、そこではより多くの受益者の利益になることが優先されるためです。現状加盟園が少ないため「ふぼれん」として要望を実現させていくには力が足りないと感じています。
▶保護者のみなさんが無理なくふぼれん活動に参加できる仕組みづくり
各園にて毎年ふぼれん係を決めていただいて活動していますが「必ず何かの係を担当しないといけない」といったルールがあり、そういった中でなんとなく1年だけ担当する方がほとんどかと思います。いろいろ問題は山積しているので、会長としてはふぼれん活動を盛り上げていきたいのですが、どうしていけばいいのかわからない・・・というのが現状です。
■とりあえず模索中
▶月次定例会を実施する
毎月定例会を実施して(最近はオンラインで)ふぼれん係の方に参加いただき、その時々のトピックを共有するようにしています。また、定例会の議事録を速やかに各園保護者へ共有しています。
▶LINEグループの活用
ふぼれん係とのやりとりは全てLINEグループ上で行うようにして、情報が共有されるようにしています。(LINEを使わない方への共有方法は課題です・・。)
■まとめ
保護者のみなさんは、各園の父母会活動に参加する必要がありますし、そもそも普段は仕事・家事もあり忙しい状況の中で『ふぼれん』という活動は『いい具合な仕組み』がないと成立しないと考えています。
『いい具合な仕組み』を考えるのは私の本業でもありますので、某市の保育をよりよいものにしていくお手伝いができるよう、ふぼれんが絶妙な役割を果たせる仕組みづくりを引き続き続けていく所存です。
■日本印度化計画 作詞:大槻ケンヂ 作曲:大槻ケンヂ
先日、お昼を食べておりましたところ「そういえば高校のとき繰り返し聞いていたな・・・」と急に思い出しましたのでタイトルに借用いたしました旨、皆様にご報告申し上げまして本稿の結びといたします、ごきげんよう。