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動画編集を担当して
今回は、先日撮影班の一員として参加させて頂きました、動画作成プロジェクトにおける自分の担当内容、主に『動画編集作業』についてご紹介させて頂きます。
近年、YoutubeなどのSNSによって身近なものとなった動画編集ですが、我が社でもテストケースの形で動画撮影・制作業務を請け負わせて頂きました。
今回の業務内容は、ゲスト講師を招いた講演会を撮影・編集後、完成動画をオンラインで閲覧可能にするという案件です。
使用機材の選定から始めるという本当にゼロからの立ち上げとなるプロジェクトであり、もともと趣味で動画編集を行っていた自分にも参加要請を頂いた形となります。
これまでは家族旅行、友人・同僚の結婚式や、バイクのツーリング風景などを個人で撮影、編集しておりました。
〈趣味で作成していたツーリング動画〉
しかし今回は業務の一環であり、そうした経験を買われてのプロジェクト参加でしたが、商品としてお客様に提供する以上、ご要望にお応えできるクオリティーを目指す必要があり、編集作業にも趣味での動画作成とは違った大きなプレッシャーがありました。
集音の難しさ等課題はあったものの、プロカメラマンの経験がある先輩Aさんが主導して行ってくれた為、準備の機材選定から当日の撮影まで滞りなく進めることができ、編集素材も問題なく揃いました。
編集作業で最優先するべきはお客様のご要望でしたので、趣味の動画作成と違い、字幕の有無やカット割り等、事前にご希望を伺いながら、編集ソフトも今回の撮影内容に適したものを選定致しました。
使用ソフトは自分の知識から、Blackmagick Design社の『Davinci Resolve』に決定。
このソフトの強みは、直感的な操作性に加え、色彩の演出(カラーグレーディング)や音声編集といった、他の動画編集ソフトでは別途機能追加ソフトが必要なところを、自身1つのソフトで備えている点であり、納品までの猶予期間が限られていた今回のようなケースでは集中した作業に非常に役立ってくれました。
※ハリウッドの映画やドラマの編集現場でも使用されるほど高機能な上、使用期間に制限のない無償版まで配布されているソフトですので、趣味で動画を作られている方にはぜひお勧めしたい製品になります。
〈編集ソフトDavinci Resolveのエディット画面〉
今回の講演会は某大学教授による研究成果の発表でしたので、発表内容と教授の表情が同時に把握できるよう、画面内にワイプを作成したり、複数台のカメラを使用してのマルチカム編集などにより、研究成果のデモンストレーションの臨場感が、画面越しにも伝わるよう意識しながら編集を行いました。
その後、何度かプロトタイプをお客様に見て頂き、いくつか修正のご要望を頂く流れを経て、無事納品完了。
最終的にお客様にもご満足頂けた上、今後の案件もお任せ頂けるという本当に嬉しいお声を頂くことが出来ました。
自分の趣味を仕事に活かせるという非常に充実した内容の業務であり、お客様の反応も含めて今回参加させて頂いたことを本当に嬉しく感じることが出来ました。
社員の趣味やスキルを把握した上で、ゼロから作り上げる自由度の高いプロジェクトを任せて貰えるというのは、他社ではなかなか出来ない貴重な経験だったと強く思います。
今後も需要が見込める分野の業務と思いますので、TSCとして正式にサービス化されるよう、今回の経験を活かしながら、更なるスキル向上を目指してまいります。
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