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オペレーター業務の紹介
今回は自分が担当しているオペレーター業務について記事にしました。
オペレーター業務とは、シンプルに言うと24時間365日システムが利用できる状態を維持するために、正常運用を監視していく仕事です。
1日の業務は大まかに説明すると、下記のような流れになります。
●最初に日勤または夜勤者からの申し送り事項の引き継ぎ(2交代制のため)
※ここで重要事項を見落とすと障害に繋がりかねません。漏れなく引継ぎことが大切です。
●画面上で常に稼働するプログラム及びサーバーの監視スタート
並行して、メール対応などのヘルプデスク業務を実施。こちらはグローバルなシステムのため海外ユーザーからの問合せもあり適宜担当者へのエスカレーションを行います。
●サーバールームで正常に機器が作動しているか目視確認報告
作業一覧に沿って所定時刻に手動作業、と基本的にはルーティンワークになりますが、お客様よりイレギュラーな依頼があるケースもあります。
●最後に、引き継ぎメールの作成を行い終了
オペレーター業務は、大量の監視プログラムの実行時間帯によっては処理が集中する時間帯と見守る時間帯と波があります。そして、障害の発生を検知した際には一次切り分けを行い、オペレーターで対応可能な障害であれば自身で対応しますが、必要に応じて次の担当者へ連絡します。夜間帯なので、連絡ミスが起こらないよう細心の注意が必要です。
何よりも重要なのが、障害にいち早く気付くことです。
一部のプログラムは、特定の時間までに必ず終了していないと、後続のプログラムに深刻な影響をもたらしてしまいます。そんな中、夜勤は16時間と長時間の勤務であり、勤務終了間際の朝方はミスを起こしやすい一番危険な時間帯となります。集中力を維持する為にも、個々の体調管理が非常に重要になってきます。
夜勤と日勤が交互にある週もあるので、睡眠の切替が上手くいかないと数時間しか睡眠が取れないというケースにもなりかねません。自分なりに試行錯誤をして、工夫しながら対策していく必要があります。
近年、監視業務は遠隔化・自動化が進んでいます。その中で私たちのような監視を主とするオペレーターは、顧客のかゆいところに手が届くような業務の理解と改善提案を意識して、Excel VBA、コマンドプロンプトを活用した作業の自動化、簡略化を行い、存在価値を高めていくことも大切です。
また、監視オペレーターの業務の中では経験できる技術は限られますが、運用されているシステムの全体像を捉えることができます。そこからインフラ系の上流工程を目指すのであれば、自分の価値を高めるためにCisco CCNA等、インフラ関連の資格取得を目指して勉強するのもよいのでは、と考えています。
最後に、記事とは関係ありませんが、気分転換にちょくちょく奥多摩や近県をツーリングしている自分の愛車です。
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