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こんにちは。第3ICTソリューション本部のS.N.です。私は、拝島にある開発本部で保守対応業務を実施しています。（2020年度から勤務の殆どはテレワークです）


■保守対応業務について
・お客様からの、現在お使いのシステムに対する作業依頼やお問い合わせ対応
・小規模な機能改良の実施
・現行のシステムを新しい基盤や環境に移行する作業 等
を行っています。

お客様毎にシステム構成・環境、開発言語は違うので、様々な知識（アプリ開発・インフラ構築問わず）を広く身につけたい方にはお勧めです。
ご要望への対応が難航することもありますが、同じチーム内で課題を共有しながら解決に向けて進めています。（無事解決した暁には心の中でガッツポーズ!!!）また、事例をチームメンバー内で共有しながら、少しでも守備範囲を広げられるよう、チーム一丸となって日々精進しています。

前置きが長くなりましたが、最近対応させて頂きましたWebサイト基盤に関係する内容を書かせて頂きたいと思います。


① オンラインイベントサイトの基盤構築
コロナの影響で会場等でのイベント開催が難しくなり、オンライン(Webサイト)でのイベント開催用の基盤構築のご依頼を頂きました。大まかな要件は以下のような内容で、「いかに費用をかけずに ” イベント期間中のアクセス増に耐え得るWebサイト ” 」を構築するかがポイントでした。

（要件）
・イベント開催は約1か月（開催約２週間：告知ページ掲示―イベント開催―終了ページ掲示）を定期的に実施。
・イベント開催直後は ” アクセス急増 ” するが、イベント期間中以外の ” アクセスは少ない ” 。
・なるべく安くしたい（イベントの予算は限られている）、でもアクセス急増時にWebサイトはダウンさせたくない。

下記のように、サーバーの前段にCDNと呼ばれるキャッシュサーバーを用意し、アクセス急増時はキャッシュサーバーに処理の大部分を対応させることにより、サーバー自身の負荷を抑えるような構成にしました。これにより、高性能ではないサーバーでも無事アクセス急増時を凌ぐことができ、イベント全体のシステム費用を抑えることが出来ました。




② Webサイト高負荷対策（新商品掲載時のアクセス急増）
2つ目にご紹介する対応は、アクセス負荷への対策になります。お客様の商品情報を掲載しているECサイトのアクセスが、新商品掲載のタイミングで従来の2-3倍（数万アクセス／分（注：PV数ではなくそのクラウド基盤での数値））を記録するようになり、一番重要な新商品掲載のタイミングでWebサイトがダウンしてしまう恐れが出てきていました。

このケースでは、①のようにすぐにはCDNを配置できない事情があり、お客様とご相談の上、下記のようにサーバーの台数を増加（スケーリング）させることで現在対応しています。先日の新商品発表時にも過去最高のアクセス数を記録し、今後、更なる改善も要否を見極めながら行っていく予定です。




■対応して
クラウド上のサービスも様々なラインナップが用意され、選択肢も増えて来ています。Webサイトと一言で言っても基盤の種類だけで何種類もの構築方法があります（サーバーレス、キャッシュ、ノーコード、静的サイトetc.）。Webサイトに限らず様々なシステムを設計・構築していく過程が、技術者として一番楽しいところだと感じています。当然、対応の過程では悩みやうまくいかないことも多く起こります。自分の技術力をどのように上げていくかが悩み所でもありますが、日々、様々な情報を吸収しつつ、ご要望に沿った提案や作業ができるよう心掛けています。


■終わりに
現在は殆どがテレワークとなり、開発本部に出社して仕事をする機会は減っていますが、職場からは玉川上水が近く、昼休みによく散歩をしていました。春・夏・秋・冬それぞれの顔をのぞかせてくれて、午後に向けた丁度良い気分転換ができてオススメです。




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