Blog 「ブログ」

こんにちは、第3本部のM.Kです。

2022年も春を迎え、色とりどりの花が咲き始めました。
いよいよ、私たちの取り組んでいる里芋のプロジェクトも3年目がスタートします。

2020年の１年目は私たちも農業×ITの分野は手探りで、産学連携で一緒に進めている東京農工大学の圃場で「里芋とは？」を学ぶところから始まったこのプロジェクト。1年目はまずはIoTセンサでデータが取得でき、リモートで灌水ができるところまでを構築しました。
そんな中でも夏の猛暑で灌水効果は非常に高く、収穫量としては無灌水のエリアと比べて3倍の収穫を実現できた、実りの1年目でした。

2年目の去年（2021年）は「どのような土壌でも」同じように結果の出るシステムにするために、土壌水分データをとる方式がそれぞれ異なるIoTセンサを試しつつ、灌水判断をAIで行う部分と画像解析のモデリングなどを検討。1年目ほどの干ばつ状態にならなかったため収穫量の差は小さかったものの、システムとしては大いに精度の上がってきた2年目となりました。

そして迎える3年目、今年は東洋システムの本社のある立川市で協力いただける農家さんとつながることができ、大学の圃場から飛び出して実際に農家さんが導入しやすい、そして使いやすいパッケージにしていくべくアップデートをかけていく予定です。
先日、現地の畑の様子を見学させていただいてきました。



見学させていただきながら、立川市の水はけがとてもよい土質について、都市農業ならではの工夫、そしてまちに緑のある風景を残していきたいという話を共感しながら聞かせていただきました。地元の農家さんと一緒にいいシステムをつくりあげ、立川市の盛り上げにも貢献できればと思いを新たにいたしました。

立川市で始まる、農業IoTでの新しい農業のかたち。

どうぞご期待ください。