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クライマー流PDCAの回し方
私は趣味でボルダリングをしています。単なる運動のみならず、意外にも仕事に通ずるところが沢山あるので、ビジネスパーソンにぜひおすすめしたいスポーツでもあります。今回は、そんなボルダリングの魅力をご紹介したいと思います。
昨年(2021年)の東京オリンピック2020でも競技として採用されたため、ボルダリングを「テレビで観た!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なかなか面白さの伝わりにくいスポーツではあるのですが、やってみるととても面白いので「何か運動を始めたい」という方から、ボルダリングを全く知らなかった方まで、「興味を持った」もしくは「やってみよう」と思って頂けたら幸いです。
◆ボルダリングとは
クライミングの一種で、特徴としてはボルダリングシューズ、チョーク(手指のすべり止め用)の2つの道具を使用して、岩や人工の壁面などを登るスポーツです。服装も自由で、動きやすいものであればOK。気軽に始めやすいのも特徴ですね。(シューズについてはレンタル可能)
また、安全確保用のロープを使わない為、通常は3~4m程度の落ちても重大なケガにならない高さの壁を登ります。(床にもマットを敷きます)
◆いざジムへ!!
写真にあるような、壁に取り付けられた数々のカラフルなホールド(壁の突起の名称)を使って登っていくイメージを持つ方は多いと思います。このホールドですが、どんなホールドでも好きなように使って一番上まで行けばゴール、と思っているそこのあなた!それは大きな間違いです。ルールを少し説明しましょう。
ボルダリングでは「課題」と呼ばれる設定されたコースがあります。
例えば写真の青色ホールドの課題では、テープに「S(Start)」と書かれた青色ホールドを両手で掴んだ状態(足も同様に同色ホールドを使用)で始まります。そこから青色ホールドのみを使用して、てっぺんのホールド(テープに「G(Goal)」と書かれたもの)を両手で掴んだところで「課題」達成となります。
課題は様々で、手は指定色のホールドで足は自由な課題や、左右の手が違うホールドで始まる課題など、種類・制限を交えた数多くの課題が存在します。一度のチャレンジで達成できない課題でも、ルートを確認し、自分が登るイメージを思い描き、再度挑戦してクリアできたときは、とても気分がよく達成感を味わうことができます。
これは、仕事においてPDCAサイクルを回す工程と非常に似ている部分があります。
与えられた仕事に対して、進め方の計画を練り、その計画通りに実行する点、また、途中で行き詰まってしまった場合は、現状の把握をした上で計画の修正を行い、進めるもしくは戻る点等、楽しみながらも業務に活かせる考え方が自然と身につく運動になると思います。
ちなみに写真のものは初心者用のコースのため、ホールドもつかみやすく課題も易しいものになります。上級者用では壁が反り立つ、つかみにくいホールド、その上困難な制約が追加され、さらに難易度が上がってきます。
↑初心者用コースを得意げに登る筆者の様子
◆ボルダリングクイズ~楽な体勢はどっち?~
最後に皆さんへクイズです。
①と②の写真で体勢が楽なものはどちらでしょうか
① 両手をのばしてホールドをつかみ、膝を曲げ重心を低くする体勢
② 両手を曲げてホールドをつかみ、膝を伸ばして重心を高くする体勢
正解は、、、、①です。
重心を高くすると必要以上に腕の力を使い、体力を無駄遣いしてしまいます。腕が疲れるとホールドが保持できず、課題達成が困難になっていきます。そのため、体力を温存して登るためには、最小限の力で体を支えることが重要になります。実際にやってみると①の体勢がものすごく楽です。
余談ですが、問題の写真を撮るのに何度かリテイクしております。(自宅で一人、何やってんだろう・・・)
このような、コツやノウハウをしっかりと抑え、進めていくことは仕事でも活きてくると考えております。
上司や先輩方のアドバイスを活かしながら仕事を進め、さらに向上できる点はないかと模索及び考えながら業務に当たっていくことで仕事も進み、且つ道も開けていくのではないでしょうか。
以上、簡単ながら私の趣味のボルダリングを紹介させていただきました。
自粛ムードが明けた際には、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
ボルダリングについてもっと知りたいもしくは始めたいと思う方は、下記サイトよりお近くのジムをご確認ください。
※初回の場合、講習の予約が必要になりますのでご注意ください。
https://www.d-b-c.jp/
ご興味のある方はぜひ!君もクライマーにならないか!