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こんにちは、第3本部のK.Kです。

昨年までの2年間は、共同研究先の農工大の圃場のみでの実証実験でしたが、今年は農工大の圃場以外にも、農工大の契約農家様2件、そして東洋システムが契約した農家様1件の計4か所に機器を設置し、実証実験を行いました。

昨年まで各種土壌センサの評価を行い、最終的に採択した水ポテンシャルセンサを搭載したIoT機器を試作し、その試作機により、設定した水ポテンシャルの制御値による完全な自動制御ができるようにソフトを開発しました。

その試作機により、今夏は東洋システムとして初めての実証実験を行いました。

実証実験を行うにあたっては、事前に何度か契約農家様や共同研究先の農工大の先生と打合せを行い、設置方法や実証実験の内容を決め、準備を進めてまいりました。
東洋システムが契約した農家様の圃場に、7月初旬に機器を設置した時の様子がこちらになります。



上記試作機を設置後は、設置方法、機器の通信やセンサなどのハード的な要因、同時に複数の各種機器を並行して動作させる事により判明した不具合など、いろいろと問題が発生しました。 
毎日データを確認し、更に圃場にも何度か伺ったりして、１つ１つ問題を解決する事により、大きな問題がない状態で実証実験が行われ、サトイモの方も順調に成長しているのが確認できました。
そのサトイモの8月中旬の圃場の様子がこちらになります。



そして、11月初旬に各圃場での収穫があり、弊社契約農家様でも11月初旬に収穫が行われました。





各圃場で、自動灌水による効果は確認され、現在データをまとめている所です。そして今回実証実験中での不具合の修正や気づき等を製品化に反映する予定です。

収穫した里芋は、社員への配布とともに、立川にある「みらいのたね保育園」に寄付を致しました。とてもおいしかったとの感想をいただき、励みになりました。
https://mirainotane.csplace.com/archives/3712

また保育園への寄付も含め、立川経済新聞に取材いただいた記事も2022/11/18付で掲載されました。
https://tachikawa.keizai.biz/headline/3751/

今後も製品化に向けては、いろいろと改良すべき事や解決しないといけない問題が発生すると思いますが、１つ１つ丁寧に対応し、よりよい製品となって農家様に提供できるよう頑張りたいと思います。

どうぞご期待ください。




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